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新潟県在住 21歳 大学生のブログ [旅×新潟×ラーメン]を発信中

初哲学はこの本で決まり!『ニーチェが京都にやってきて17歳の私に哲学のこと教えてくれた』

皆さんは『哲学』についてどうお考えですか?

→いや、知らん。

って感じでしょうか(笑)

 

僕も全然知識もなかったし、大して興味もありませんでした。

 

てかそもそも「難しそう」すぎるんですよね!哲学って。

『哲学』って名前の響きとかすでに。

あとほとんどの人が高校の時の倫理?のつまらない授業を引きずってる…

 

そんな中見つけちゃいました、分かりやすくて面白くてためになる本を。

ニーチェが京都にやってきて17歳の私に哲学のこと教えてくれた。

ニーチェが京都にやってきて17歳の私に哲学のこと教えてくれた。

 

この本を読んで、哲学についての考え方が変わりました。めちゃいい本です。

 

僕がこの本を初哲学するのに選んだ理由は…

ヒロインのアリサが可愛い!

・原作者の原田まりるさんが可愛い!

 

ふざけているようで半分は本当の話で、

可愛い女子高生と京都を舞台に一緒に哲学を学んでいくという設定だから楽しく学べない訳がないんです。

主人公の児島アリサはこちら↓

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(https://goo.gl/images/Q5VfKm)

作者の原田まりるさんは実際に京都在住の方で、作中での京都の祇園を舞台にした風情ある街並みの描写は魅力的です。

そんなことより綺麗だなあ…

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(https://goo.gl/images/SzV7D5)

…と半分の冗談はここまでにして本当に魅力の詰まったこの作品を紹介していきます。

『ニーチェが京都に…』あらすじ

「私はお前を"超人"にするために、こうしてやって来た」

17歳の女子高生・児嶋アリサはアルバイトの帰り道、「哲学の道」で哲学者・ニーチェと出会います。
哲学のことを何も知らないアリサでしたが、その日をさかいに不思議なことが起こり始めます。
ニーチェ、キルケゴール、サルトル、ショーペンハウアー、ハイデガー、ヤスパースなど…

哲学の偉人たちがぞくぞくと現代的風貌となって京都に現れ、アリサに“哲学する“とは何か、を教えていく感動の物語。

 

ニーチェを筆頭とする哲学者たちが「一度きりの人生を後悔なくいきるとはどういうことか?」という事を教えてくれる哲学エンターテイメント小説です。

 

本の見た目とは違って「死」に対する考えや、様々な人生観などを扱います。

 

分からないことは哲学初心者のアリサが全部質問してくれるから安心です。

 

また哲学の偉人たちが現代に居たらこんな感じ…!

という視点で、堅いイメージの偉人たちを現代風にリメイクしてるのも分かりやすいです。

 

キルケゴールは読者モデル、ショーペンハウアーは酒場の店主ですからね…(笑)

 

(そもそも哲学とは)まったく知らない知識を自分に与えてくれる学問ではなくて、すでに知ってることについて、"そうか、そういうことだったんだ!"と解釈を深める、ハッと覚醒させてくれるものです。(ヤスパース) 

 

「『哲学』ってこんなに面白いのか!」

「分かりやすくて日常に活かせそうな考えがたくさん!」

そんな風に思える新しい哲学書です。

祝福できないのならば呪うことを学べ-ニーチェ

アリサはニーチェと出会う前に失恋を経験したばかりで、

その女性の方が、自分の先輩であったため2人を応援しなければいけないと思いつつも、出来ないでいる自分に嫌気が刺していました。

 

そんなアリサをニーチェは嘲笑います。

『そんなの道徳に支配されてるだけじゃないか…応援できないなら自己中(=呪ってやるくらい)のままでいい』…と。

 

そんなことは出来ない!とアリサ。

 

自己中="悪いこと"というのは多数の賛同を得ているから反射的にそうだと思っている、「畜群道徳」に過ぎないんだ』

 

『また人は「ルサンチマン的視点」から自分が手に入りそうにないものを見下してしまう。

それにより人は「自己中な自分」を否定し「非利己的な自分」を肯定していく、

しかしそのような考え方は「奴隷道徳」に縛られているだけであって本来的な生き方ではない…』

 

『極論かもしれないが、先輩の交際を祝福できないなら呪うことも学ぶべきだ。

「お世話になった先輩だから祝福すべきだ」なんてのは誰が決めたんだ??』

 

これは1つの例に過ぎませんが、

"こうだからこうあるべき、みんなそうしてる"

…というのに縛られるのはアホくさい!とにかく自己中に生きたらええ!

といってニーチェはアリサを立ち直らせるのです。

情熱をもって生きないと、妬みに支配されてしまう-キルケゴール

実存主義の先駆者であるキルケゴールは「主体的真理」と「客観的真理」について考えます。

 

客観的真理とは流行のファッションのようなもので「世間で良いとされてる」事実のこと。

一方で誰がなんと言おうとこのファッションが好きという「自分がこう思う」のが主体的真理です。

 

今の世の中では「客観的真理」を鵜呑みにしがちな"水平化の時代"である』

 

そこにはなにも感動もなければ個性もない、それだけならいいのに個性や情熱をもって大衆とズレている人を妬むようになる。』

 

自分の人生なのに他人を妬むことに人生の時間を費やしてしまっている。』

 

これこそがキルケゴールの言う「情熱をもって生きないと、自分の人生は妬みに支配されてしまう-。」の意味するところです。

 

現代のような、流行が水平化され没個性化してしまった時代にキルケゴールは警鐘を鳴らします。

愛はこの世における、静かな建設である-ヤスパース

ヤスパースは人がどうしようもない挫折をどう乗り越えていくかについて話します。

 

「死」や「戦争」などのように人が自分の力ではどうしようない状況(=限界状況)は必ずやってきますが、

 

そんな時その挫折を「結果」と捉えるか「過程」と捉えるかでその後の人生は多く変わってくるといいます。

 

『挫折から逃げるのではなく「きっかけ」や「武勇伝」にする努力が必要なのです。』

 

それでもどうしても乗り越えられないほどの「限界状況」は訪れる、

そんな壁にぶつかった人を、孤独から救えるのは「実存的交わり」です。』

 

もちろん、自分でも立ち向うこと、強い心を持つことが大切なんだけど、「実存的交わり」が人を孤独から救います』

 

『言いかえるなら、人と人を繋ぐ、愛です。』

 

結局は本気で本音をぶつけ合うことのできる関係によって、互いに愛することによって「限界」を克服するんですって…

 

ヤスパースさんはけっこうロマンチックですね。

まとめ

これらの他にも、難しい論文などでは理解しづらい過去の哲学者の思想を分かりやすく学ぶことができます。

 

しかも物語としての流れもあって読んでて楽しいしラストシーンとか普通に感動しちゃうし。

 

ここまで分かりやすく読み応えある哲学書はないと思うんでぜひ手にとってみてくださいね!

 

人生のヒントがたくさん隠されていますよ〜!

ニーチェが京都にやってきて17歳の私に哲学のこと教えてくれた。

ニーチェが京都にやってきて17歳の私に哲学のこと教えてくれた。

 

ではでは!